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「ネット詩集 no name 24」読了

「未詳01」と同じ未詳24の編集詩誌です。

定価がなく、物々交換で、というあたり、

詩の価値についての気概を感じます。

それはさておき本題へ。

またぞろ気に入った?ものを好き勝手に感想書いちゃいます。



「白日」室生遥子さん

言葉一つ一つは平易なのだけれども、

とても重層的な世界を感じさせる詩。

ひどく哀しげな情景に、一条の光が射す。

流れが自然でステキな詩。



「フォークロウ」立花夜半さん

リーディングによいかも、と思いました。

物語様の詩。

全体に静かなトーンで、冷厳とあり、

ぽつり、と現れる暖かさが、一層それを際立たせているような。

自分の勝手な感覚でいえば、

最後の件はもう少し違った展開でも良かったかもしれない、とも思うけれども、

それを差し引いても良い詩だと思う。



「名前がつけられない海」三角みづ紀さん

一歩間違えると非常に後味が悪い詩になってしまうはずなのに、

どうして彼女はこうも巧く表現を選ぶことができるのか。

生の営みはかくも悲しみの歓喜であるのだろうか。

求めるが故に予め喪失が決められているものを、

どこまで求め、どこまで諦観できるのだろう。



「堆積」今唯ケンタロウさん

冒頭いきなり「キタ!」(ぉぃ)と思った詩。

こういう表現は、提示されると書けそうな気がするけど、

提示されるまでは気付かないんだろうなぁ、と自省。

あと、やはりこの人も日本語を大事にされているんだなぁ、とも感じる。

文法云々ではなく、

何かを表すのに、それがどんな言葉で、どんな仮名・漢字であるべきか、だ。



***



なんだか前半掲載の詩に偏ってしまったけど、まぁよしとしよう。

後半の掲載詩にもいくつか気になるものはあったのだけど、

ちょっと「?」だったりする部分もあったので、割愛させてもらいます。

さて、最近詩誌やら詩集やらが溜まりまくっているので、

全部が全部感想なども書けないし書く気も無いわけだが、

しばらくはちょこちょここの手のエントリーが出てきます、たぶん。

なにより、感想ってやつは苦手なのですよ。

人それぞれ解釈も見方も違うだろうし、

不詳未熟で何を書いているのかと、自分で突っ込んでしまいそうで(苦笑

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