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「指定席」

「ここにしなさい」
「そこにします」
「あそこにいなさい」

いつしか指定され 落ち着いて 過去になる

偉大な恐竜も
壮大な樹林も
決まった層からしか出てこない

そう そこが過去になった彼らの指定席

埋もれ 沈み 積もり
与えられた痕跡の場所

かつて自由に疾駆した脚も
天に向かい広げられた葉も
石となり 偶然が見つけるまで 眠りにつく

決めていくのは
人ではなく 不可視の指
やがては人も 言葉も

まだ 座りたくはない そこ に
慣れていく 嵌っていく 指定席

そこから見える世界は
鳥を見上げるように 海を見渡すように
自由のようで届かない

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コメント

明けましておめでとうございます^^
新しい年の始まりというものは、やはり気分があらたまっていいものですね。
心をひきしめて、一日一日を充実させたいと思っています。
本年があなたにとってすばらしい年となりますように。

また読みに来てしまいました、文学少女です。
前回はコメント有難うございました!

「指定席」拝見させて頂きました。
やはり心に響くというかっ。結構哀しいというか切ない内容なのに、納得するというか…

私もいつの間にか「指定席」に向かっているような気がします^^;
現在中学生の身ですが、なんだかもう席が用意されているようです。
座りたくないけど、座ると安心するような席。でも座りたくない。抗いたい。
…と。なんだか考えさせられました(笑)
私も文章を書くのが趣味なのですが、アイディア? が浮かびません。
経験不足というか。才能というか。
(紫音さんの詩はどこから浮かぶのでしょうか…右脳でしょうか…左脳でしょうか)

長くなってすみません;;スペースお借りしました。
それでは文学少女でしたっ。

投稿: 文学少女 | 2009年1月 7日 (水) 13時33分

文学少女さんあけましておめでとうございます。
学生も社会人も、変わらず、道や席なんかがあったりするもので、
気がつくとそこに埋もれてしまったりもします。
気をつけないと、ですね。
ところで、詩ってどこから浮かぶのでしょう?
テーマがあるときもあれば、風景から、というのもありますし、
考えているようで考えていないような気もしますし。
決して才能があるわけでも経験があるわけでもないとは思いますが、
実際のところは、わりと書きっぱなしに近いかもしれません。
もう少しちゃんと推敲なりできれば良いのですが。
文学少女さんの作品もいつか見てみたいですね。
今年も一つよろしくお願いします。

投稿: 紫音 | 2009年1月 7日 (水) 15時14分

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