« 阿部嘉昭さん「昨日知った、あらゆる声で」を読んで | トップページ | 「ひとのきかん」 »

小集 「夜巡り」

陽の光指のフレームに切り取ると世界は消えて残る面影

携帯を開いては閉じリズム取り鳴らない音に膝が震える

夜道さえ静かならざる都市だからせめて黙って紫煙燻らせ

向こう側テレビに映る鏡像に問いかけてみよ 生きる何者

笑い声交じらぬ耳には耳障り十歩離れた身は目障りで

こころ剃髪からだ暴発 空回り踊る阿呆を見る阿呆

ハリネズミ目にはシャッター心に壁を スクランブルで立ち竦む葦

指踊り黒鍵だけで弾き語り夢無き舞台が塗り潰されて

|

« 阿部嘉昭さん「昨日知った、あらゆる声で」を読んで | トップページ | 「ひとのきかん」 »

一行詩/短歌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/454678/27285979

この記事へのトラックバック一覧です: 小集 「夜巡り」:

« 阿部嘉昭さん「昨日知った、あらゆる声で」を読んで | トップページ | 「ひとのきかん」 »