カテゴリー「一行詩/短歌」の33件の投稿

小集 「夜巡り」

陽の光指のフレームに切り取ると世界は消えて残る面影

携帯を開いては閉じリズム取り鳴らない音に膝が震える

夜道さえ静かならざる都市だからせめて黙って紫煙燻らせ

向こう側テレビに映る鏡像に問いかけてみよ 生きる何者

笑い声交じらぬ耳には耳障り十歩離れた身は目障りで

こころ剃髪からだ暴発 空回り踊る阿呆を見る阿呆

ハリネズミ目にはシャッター心に壁を スクランブルで立ち竦む葦

指踊り黒鍵だけで弾き語り夢無き舞台が塗り潰されて

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20080817

わずかばかりの眠気片手に空を見上げて深呼吸して/風を掴み

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「ほら、あの日の夏、今日の夏」

ふるふるとふりふりとしてふらふらと熱射ネクタイ袖から熱気

ほらごらん覗いて気づく胸の穴ぽかりと抜ける月明かりの影

昼夜と問わず流れるラジオから遠く聞こえるあの日の向日葵

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20080727

二十分遅延の電車の待ち時間見上げた秒針にため息の錘

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20080723

携帯の電波の脈にうなされて今日も枕に夢忘れ物/

難解な何回問うても何階か地に足つかぬ空の歯車/

サンダルの跡残る砂浜に駆ける子供は無邪気の刃/

現像を待つ間にも色褪せる肢体の艶の日焼けた記憶

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20080720

まとわりつく熱気の底に沈みゆくまどろむ瞳の奥は濁り酒

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短歌小集  枯れ葉舞う丘の上で

意味なんてどこにもないから書くだけで硝子色した指が震えて
深呼吸吸い込む風の匂いだけ肺をすり抜け消えてゆく丘
くちびるに暗き影だけ塗りつけて躍りだすのよサンデーブルー
Faraway 胸の膨らみ触れながら怨み沈む血溜まりの日よ
夜更けすぎ雪へと変わるため息にノイズ混じりの足音一つ
伝わらず伝わりもせず伝えもせずただ紙片へと落ちる筆先
句読点意味もなくただ打ち続け意味を分解ゴミ箱へポイッ
空き缶にそっと灰を落としても変わらないのは漂う香りと
フィナーレは決まっていても止まらない禁じられた遊びのつもりが
ごめんなさい言うだけならば楽だけど潰されるほど君は笑顔
荒れ海に投げ込んでみた思い出は跳ねもしないでトポンフワワワ

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20071107

見上げることなく過ぎ去りし夜の星を瞼に映しまた掻き消して

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20071102

俯いた影に重ねしてのひらで握る溜息茜雲かな

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20070911

しとしとと降りゆく雨にひたひたと忍びよる陰鬱な心の影

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